-疲れ目・眼精疲労の漢方薬リスト-


漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。

「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。

  • 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
  • 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
  • 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。

「証」の判定は「証の自己判定テスト」をご利用ください。

中間証

  • 釣藤散(ちょうとうさん)
    血圧が高く慢性の頭痛があり、眼の充血をともなう人に用いられます。神経症、肩こり、めまいなどにも有効です。

虚証

  • 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
    老人性のかすみ目で、疲労感、腰痛、足の痛み、しびれ、手足の冷え、尿量の異常、口渇などの症状がある場合に用います。このほか足の痛み、糖尿病性の神経障害などに用いられます。
  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
    補中益気湯は病後の体力増強、食欲増進、結核や風邪の感染症予防などの目的で使用されます。体力増強は、眼精疲労の予防や回復につながります。
  • 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
    眼精疲労があり神経質、ノイローゼ、息切れ、頭痛などストレス性の症状がある場合に用いられます。めまいにも有効です。
  • 八味地黄丸(はちみじおうがん)
    八味地黄丸は、眼精疲労の回復を促進します。疲労倦怠、腰や足の脱力感、冷え、しびれ、排尿障害や頻尿、高血圧などにも有効です。
  • 六味丸(ろくみがん)
    六味丸は八味地黄丸や牛車腎気丸に比べ、足のほてりや体力低下による眼精疲労の回復を促進します。腰や足の脱力感、しびれのほか、排尿困難、頻尿、むくみ、かゆみにも有効です。

漢方薬の解説


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疲れ目・眼精疲労の治療ガイド

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疲れ目・眼精疲労/健康

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