-アントシアニン-


アントシアニン

アントシアニンの効果効能

アントシアニンは植物に含まれる紫色系の色素で、ポリフェノール(ファイトケミカル)のフラボノイド系の一種です。アントシアニンは1つの物質ではなく、約20種類ほどあり、その内の15種類をブルーベリー(ビルベリー)が含んでいます。

アントシアニンは強い抗酸化物質で、免疫力を高めてくれます。特にアントシアニンは目に入った光を脳に伝達するタンパク質ロドプシンの合成を助け、疲れ目を解消してくれます。またアントシアニンは、糖尿病性網膜症や高血圧性網膜症を改善する働きがあります。


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アントシアニンは植物の色素

アントシアニンは1つの物質ではなく、約20種類ほどあります。アントシアニンはアントシアニジン、糖、酸の3つの部分がベースとなって構成させます。そしてこれらの組み合わせによって、赤色から青色までのさまざまな色が作られています。

アントシアニンの含んでいる食品は、ブドウや黒豆、ナス、紫イモ、赤キャベツなどがあり、一番たくさんの種類を含んでいるのが、ブルーベリー種のビルベリーです。ビルベリーは、アントシアニンを15種類も含んでいます。

アントシアニンの強い抗酸化効果

アントシアニンも他のポリフェノールと同様に、強い抗酸化効果や免疫力向上の効果があります。アントシアニンは活性酸素を抑制しますので、脂質の酸化による動脈硬化の予防や、老化の予防効果が期待できます。

アントシアニンは目の疲れを解消する

わたしたが物を見られる仕組みは、網膜に存在するタンパク質のロドプシンが光を受けると分解して、再び合成されます。このロドプシンの分解と再合成の繰り返しの刺激が、視神経に伝わり脳に到達することにより、目が見えるのです。

人が長時間、本などを読んでいると、このロドプシンの分解と再合成の働きが鈍ってきて、疲れ目になるのですが、アントシアニンが、このロドプシンの再合成を助けて、目の疲れを解消してくれるのです。

アントシアニンは夜間視力を改善する?

第二次大戦中にイギリスのパイロットがブルーベリーを食べてから、夜間飛行してもよく見えると言ったことから、ブルーベリーに夜間視力を改善する効果があると、言われてきました。細胞レベルの研究や動物実験などでは、アントシアニンは、目の網膜を守り、血管壁を強くして、炎症を抑えるなどの作用があることが、確認されているため、夜間視力を改善する効果があると信じられてきました。

そこでアメリカの空軍やその他の研究所などで、人に対して治験がいくつか行われました。そのいずれもが、ブルーベリーつまりアントシアニンには、夜間視力を改善する効果が無いことが判りました。

アントシアニンは、糖尿病性網膜症を改善する

糖尿病患者のおおよそ半分の方は、目の網膜にダメージを受けて、毎年3000人以上の人が糖尿病性網膜症によって、失明しています。

目の毛細血管は、大変細いのですが、赤血球に柔軟性があるために、詰まることなく通るのです。しかし血糖値が高くねると、ブドウ糖が赤血球のヘモグロビンと化学反応して、赤血球が硬化してしまいます。

このため赤血球が毛細血管のなかで詰まり、眼底出血を起こします。出血した先の細胞に、酸素と栄養が届かないために失明するのです。

アントシアニンには、糖尿病性網膜症や高血圧性網膜症を、改善する効果が期待できるのです。この効果はアントシアニンが毛細血管を守っていると、推測されています。

しかし実際に効果があるとの、治験報告がいくつかありますが、信頼性の低い試験方法のため、現段階では期待どまりです、さらなる治験結果を待ちしましょう。

改善が期待できる症状

動脈硬化 高血圧 肝機能障害 眼精疲労

アントシアニンを含む食品

ブルーベリー(ビルベリー) ブドウ 紫イモ 赤シソ 赤キャベツ


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アントシアニンの飲み方

特に摂取量は決められていません。


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疲れ目・眼精疲労の治療ガイド

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疲れ目・眼精疲労/健康

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